ようこそ「PlantLitter」へ。
SagaLeafのメンバーがふとした日常会話を拾い上げ、未来につながるヒントに変えていく(?)シリーズです。
初回のテーマは、誰もが一度は使ったことのあるあの言葉――「エモい」。
100年後にも、この響きは私たちの心を揺さぶり続けているのでしょうか。
エモいの未来、100年後の高校生は言ってる?
MAYU:100年後も「エモい」が響くかどうか。
RIO:100年後の高校生も「エモい」って言うと思う?
MAYU:500°ぐらい回って「エモーショナルだよね」って言ってそう。
RIO:ちゃんとフルでね。100年じゃまだあれか、なんかそもそも100年後もちゃんと言葉が機能してるのかっていう。なんかピピピとかさ。
MAYU:パパパとかね。
RIO:そう。ピピピとかで会話してた場合エモいもペペペとかになるからさ。
MAYU:あ、そっか。
RIO:そう。ペポピ、みたいな感じになるからどうだろうと思ったけど。100年じゃまだ言葉機能してるか。
MAYU:うーん。人間同士の会話は機能してるかも。いやでもどっちかだけが機能するってことはないか。
RIO:どっちかって?
MAYU:対人のコミュニケーションと、Web上とかこのスマホの中とかテキスト上の会話、どっちかを完略化したら絶対その片方も完略化されると思うから。
RIO:そうだね。
「やばい」は江戸時代の“厄場”から?
RIO: 「やばい」の起源を調べました。
MAYU: はい。
RIO: え、本当か?これ。江戸時代の厄場(やくば)がルーツで、厄場=賭博場とか刑務所らしいよ。で、「やくば」が「やば」になって危ない場所のことをやばっていう。だからネガティブな意味のやばいがルーツらしいけど、明治とかになると警察に見つかるみたいな良くないことが起きるみたいなのがやばいの意味になる。
MAYU: うん。
RIO: で、70年代ぐらいから一般化したらしい。90年代になると「良すぎてやばい」みたいなポジティブな意味も出てくるみたいな感じらしいけど、そう考えたら
MAYU: へえ。
RIO: めちゃくちゃ歴史長い。長すぎる。でも「エモい」はなんて言うんだろ。エモいを使う瞬間が限定的すぎて、「やばい」まで長く愛される言葉にはならなそうな気がする。
MAYU: うん。普通に「感動した」とか「私はこう思った」とかにされていくかもしれない。割と早い段階で。
RIO: 確かに。
MAYU: 仮に100年後もエモいが使われてたとして、今の現代人が思うエモいと100年後の人が思うエモいは違うやん、多分。100年後の人どんなことでエモいって思ってんのやろ。
RIO: どうだろうな。エモーショナルが語源だから、100年後も「エモい」は「エモいまま」なんじゃない?「いとおかし」みたいなことだよね。
和のエモ「もののあはれ」は現代でも効く
MAYU: うん。
RIO: 「もののあはれ」みたいなことだよね。
MAYU: ああ、そうね。江戸時代の人が「月見たらあなたのこと思い出したので文送りました」みたいな俳句書いてるの見ても「あ、エモいな」って今でも思うもんな。
RIO: うん。エモい。
MAYU: なんかこう舞台が壮大になるんじゃない?深海誠の何やったっけ?星を追う子供やったかな?月で仕事するメンバーに選ばれた女の子と地球で普通に働いている男の子がメールだけでやり取りするみたいな話で、その電波がさ、なかなか届かんから3ヶ月に1回とかしかメールを交換できなくて、みたいな。
RIO: うん。
MAYU: 壮大な宇宙恋愛ドラマみたいな。
月と地球のラブより東京と大阪がエモい

RIO: ああ、なるほどね。
MAYU: そういうのが増えるかもしれない。
RIO: なるほどね。江戸時代の恋文でやり取りして、みたいなやつが現代だったらLINEで、それが100年後だったら月と地球でだとしたら、壮大になっているのか?それは果たして。
MAYU: ああ、そうか。
RIO: 逆に近くないか。
MAYU: 確かにな。
RIO: しかも多分その電波もっと5Gどころか100Gとか出てるよ。
MAYU: そうね。だって現時点で衛星受信みたいな技術全然あるもんな。
脳直送恋文?それでも不便がエモい
RIO: うん。だから100年後はマイクロチップで脳に直接恋文が届くみたいなことになるかも。
MAYU: あ、もう脳にやぶさめ。
RIO: やぶさめかも。
MAYU: 宇宙やぶさめや。宇宙から飛んでくるやぶさめ。
RIO: そうすると、今から見たらでかく感じるかもしれないけど、どうなんだろうな。でももっと距離が遠くなるみたいなことはあり得るな。
MAYU: 物理的な距離は遠くなるけど、技術進化のおかげで距離を感じなくなるみたいな。
RIO: それはありえる。
MAYU: だから意外に例えば東京と大阪の距離とかの方がエモく思うかも。
RIO: 逆にね、逆に近い。例えばテストとかでさ、恋の短歌がいっぱい並んでてさ、100年後の国語のテストで。
MAYU: うん。
RIO: で、この1から5の中からエモい短歌を選べみたいな問題でさ、その恋文の話してる短歌が正解になるみたいな感じじゃない。なんか便利じゃないのがエモいみたいな。不便=エモいみたいな。
MAYU: 写ルンですが逆にエモいみたいな。
手紙が再評価される未来?歴史は丸くなる
RIO: そうそう。
MAYU: そうやな。宇宙やぶさめは別にエモくなくて。
RIO: 宇宙やぶさめがあたりまえの世界に変わっていって、もう脳に直接ズキュンが当たり前になってって感じじゃない。
MAYU: そうやな。
RIO: 東京と大阪で恋愛しててLINEする、は100年後もあるよね、多分。
MAYU: あるだろうな。
RIO: それは多分エモくないよその時。
MAYU: まあ、LINEかは分からん。もしかしたらものすごい覇権を持つ恋人専用アプリみたいなものができてるかもしれない。
RIO: ね。脳やぶさめだから。
MAYU: そうそう。
RIO: 確かにやぶさめツールが出るか。それはエモくないな。
MAYU: 一周回ってアナログ手紙が流行るか。
RIO: ま、時代とか流行っていうのは繰り返されるって言いますから、多分第3次世界大戦が起きて全てが0になってでも技術を世界中は持ってるから。
MAYU: ああ…
RIO: ある程度人が生きてると前提してね。デカ核が落ちても地球全部はなくならなかったとして。
MAYU: うん。
RIO: そしたら逆に手紙が流行るかもね。
MAYU: この流れで行くとちょっと流行らないで欲しいね。
RIO: うん。流行らないで欲しい。
MAYU: うん。
RIO: そうなったら郵便屋さんの求人がアツい。
MAYU: 結局歴史は繰り返すんだね。
RIO: 結局歴史は繰り返すから、結局エモいも繰り返されるし、「orz」とか「wktk」とかも繰り返される。
ネットスラングだって“かわいさ”で蘇る
MAYU: 「~~してクレメンス」とかね。
RIO: も、死なないと思う。
MAYU: いや、そうよね。一周回って「チョベリバ」ってなんかちょっと可愛く思えたりとかさ。
RIO: 「チョベリバ」「チョベリグ」。
MAYU: うん。「PK」とか便利やから使いたくなるやん。
RIO: え、死語ってさ、なんで生まれんの?
MAYU: いや、ほんまに。
RIO: 「死語が生まれる」って文章やばいよね。え、死語って何で生まれるんだろう?世代か、世代交代か。普通にwktkのみんなが大人になって、今インターネットをやるのが「エモい」の人たちになったからか。
MAYU: ああ、そうね。エモい世代ってことね、今。
RIO: うん。そうな気がする。でも「エモい」は「チョベリバ」「チョベリグ」とかよりももうちょっとやばいまではいかないやばい寄りの汎用的な感じがするから、なくならない気がするな。
100年後もエモがりハーモニーは響き続ける

MAYU: うん。
RIO: ま、陳腐にはなっていくかもしれないが。
MAYU: そうね。うん。で、どういうテーマで話してたっけ?最初。
RIO: なんだっけ?
MAYU: 100年後もエモいって使われてるかみたいな。
RIO: 使われてるかみたいな話か。
MAYU: 100年後でもエモいって響くと思う?や。
RIO: 例えばワンピースのカップヌードルの話もそうだけどさ、エモいじゃん、あの広告。
MAYU: うん。
RIO: エモい広告って輝ける。100年後も流行ってるような気がすんだよね。
MAYU: そうね。なんかエモいとかアオハルみたいな。
RIO: 全員に共通の感覚じゃない。
MAYU: そうやな。こう人間としてな、エモいの好みはあれどいつの時代も例えばちょっと昔のやつの方がエモいなって思う人もいるし、最近のなんか読者モデルと若手俳優がちゅっちゅしてるのがエモいと思う人もいるしみたいな。
RIO: うん。なくならない気がするな。響く気がしますね。それで言うとエモがりを奏ると思います。
MAYU: エモがんなって。
RIO: みんな100年後もエモがりを奏でてると思うな。
MAYU: エモがりのハーモニーをね、宇宙やぶさめでね。
